遥拝(ようはい)

お盆の時期が近づいてきました。

お盆の時期は、8月13日から16日までと地域によっては、7月の13日から16日までのところもあります。お墓のお掃除をし、ご先祖様をお迎えする準備をしていきましょう(精霊棚の飾り付け・迎火・送り火)。お盆の始めと終わりには迎火と送り火を炊きます。迎火にはご先祖様の御霊をお迎えし、送り火はお見送りする意味があります。

しかし、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の再流行がみられ、毎日のように最高感染者数の更新が報じられています。東京、大阪、名古屋、福岡などの大都市を中心に市中感染と思われる散発例が報告されています。その中でのお盆での帰省が自粛されようとしています。このコロナ禍でお墓参りを考えている皆様に知ってもらいたい言葉があります。遥拝と言う言葉です。

遥拝(ようはい)とは、遥か遠いところから拝むことです。このコロナ禍でできる手段でもあると考えます。自分のお墓のある方角に向かって拝むことです。しっかりと亡き人に自分の生活や家庭の事などを語りかけてありがとうという言葉を伝えていきましょう。